今年は暖冬といいながら、寒い日も多くなってきている中、
しんそう東京研修会が2018年12月9日・10日に開催
されました。
オープニングの挨拶では、しんそうを始めて13年を回顧し、
続けられたのは、しんそう療方が面白いことと、しんそう訓の
『素心たれ』が心に引っかかったからというお話をしていただき
TST先生の講話では、深澤先生から『日日是好日』という映画を
みて、禅語の日日是好日の意味としんそう訓の最後の一節との共通点
を見出し、これについて考察。
自分はしんそう療方を始めて16年。達観や境地とは程遠い。
今回はしんそうの世界観、ソフト面の話。年末年始に時間があったら
このような事に思いを巡らせるのも良いのではないかというお話があり、
本日の技を、足を曲げたり伸ばしたりするだけですが、それだけで
骨盤から体の歪みがなおる手法を、各班に分かれて練習しました。
12月9日の研修会では、長岡先生が頭痛の症例を報告して
いただき、
梅原先生の解剖学では、内分泌系の基本的な解説と、
肩関節の外転内転に関わる筋肉の講義があり、
赤石先生のお話では、しんそう療方の施術で三叉神経、顔面神経、
舌咽神経等の脳神経の症状が改善されることと、広背筋の起始・停止
を例に体幹と上肢の連動を説明され、
その後、本日の技を、手を上下するだけで、背骨を正しい位置に
する手法を、各班に分かれて練習しました。